前回、私の情報公開や、市民批判によって、自分たちのネコババによるボーナス増額をやめた岸和田市議会と書いた。
これに議会が反論するなら、「たかひらのチラシやブログでなく、中核市を取りやめたことによる自浄作用だ」だろう。
しかし、それはブーメランとして、議会にお返しされる詭弁でしかないと説明する。
それは、中核市推進を提議し、それを取りやめる自浄作用もなく、信貴市長判断まで、イケイケドンドンで突っ走ったのは議会だということ。
推進させたのは、稲田悦治(青和クラブ→岸和田創生)市議
証拠はコレ↓
2014年08月26日:平成26年第3回定例会(本会議 第1日目)
http://www.db-search.com/kishiwada-c/index.php/3639354?Template=doc-one-fr ame&VoiceType=OneHit&DocumentID=178
より
46:◯17番 稲田悦治議員
本市は、今回の法改正における中核市移行への要件人口20万人は満たさないものの、法施行時特例市である自治体は、5年間の経過措置として中核市への移行が認められています。全国40市しかない特例市のうち、本市が今まで以上に泉州の核となって牽引していく自治体でなければならないと確信しています。
よって、特例市である本市が掲げる理想とされるまちの将来像、まちづくりにおいても大きな影響を及ぼす最重要課題であり、行政、議会、市民が一丸となって理想とする岸和田の将来像の構築に向け、早急に取り組むべきであります。このような思いを持って、通告に従い、順次質問をさせていただきます。
50: ◯17番 稲田悦治議員
答弁では、政策企画課のみが対応して判断材料となる資料等を収集中ということでございます。そんな状況ですから、お尋ねしてどこまでご答弁いただけるかわかりませんけれども、あえて項目を挙げながら質問することによって喚起することを促し、この重要課題に迅速に対応していただけることを願いつつ、質問をさせていただきたいと思います。
など、この日だけで、
9回にもわたって、中核市移行を焦点に質問を繰り返している。
聞くところによれば、稲田氏は、その後勉強し、中核市にすべきでないとの考えに至ったようだが、議会で自身の発言の過ちを反省したり、訂正したりはしていない。
これに対して、議会がどう反応してきたか?
他の議員の姿勢を見てみよう(それぞれの発言内容は、最後に参考として記す)。
・賛成:
河合馨(市民クラブ)
西村芳徳(市民クラブ)議長
井上源次(自民クラブ)
げんじぃの質問は、自民クラブの代表質問だから、自民党は全員積極的推進だと読み取れる。
井上博(改革クラブ)
井上発言については、注釈をつける。
「財政再建や構造改革などがおざなりで、ゴミ焼却場・消防の広域行政、パスポートセンターもやらんのに、何が中核市か!」
としている質問内容ではなく、
元環境部長な行政マンとして、一旦手を挙げた以上、国や府・他の自治体にも迷惑がかるので、やりきるしかないとの考えによる賛成であると、直接本人から聞いた。
確かに、和泉市どころか忠岡町にもあるパスポート発給業務を、岸和田市が中核市移行と共に行うと予想されたことで、すでに廃止となっている阿倍野に続き、大阪府パス ポートセンター りんくうタウン分室も廃止となる見通しとなり、泉南市なども行う予定をしていたところ、岸和田市がはしごを外したことで、竹中勇人・泉南市長は怒っているようだ。
そして、中核市移行を中止した今後は、泉北2号線の延長である泉州山手線、ちきりアイランド(阪南2区)埋め立て等の事業への影響や、中核市予定のため増額されている地方交付税交付金の削減など、市民生活・市役所財政にも大きな影響を及ぼすと予想されている。
これを行政マンとして、見通したからこそ、井上氏は反対したのだが、これは政治家としての決断ではない。
政治判断としては間違っていると断言しても良い。
確かに、和泉市どころか忠岡町にもあるパスポート発給業務を、岸和田市が中核市移行と共に行うと予想されたことで、すでに廃止となっている阿倍野に続き、大阪府パス ポートセンター りんくうタウン分室も廃止となる見通しとなり、泉南市なども行う予定をしていたところ、岸和田市がはしごを外したことで、竹中勇人・泉南市長は怒っているようだ。
そして、中核市移行を中止した今後は、泉北2号線の延長である泉州山手線、ちきりアイランド(阪南2区)埋め立て等の事業への影響や、中核市予定のため増額されている地方交付税交付金の削減など、市民生活・市役所財政にも大きな影響を及ぼすと予想されている。
これを行政マンとして、見通したからこそ、井上氏は反対したのだが、これは政治家としての決断ではない。
政治判断としては間違っていると断言しても良い。
確かに自民党でもない井上氏に、その責任を負わせるのは酷であろう。
だが、岸和田市議会と して見た場合、「何のために自公会派を岸和田市議会は飼っているのか?」と問うしかないのである。
衆議院のように議院内閣制でもないので、議会と首長は2元代表であり、会派やまして政党の必要性がどこにあるのか?
地方議員がいるのは、市民や地方議会のためではなく、自身の選挙互助会利益と、それと引き換えな国会議員の集票マシーンとしてのバーターでしかない。
このような政党の選挙要員としての地方議員を、私は不必要だと考えるが、実際にはあるのだから、それを使わない手はないではないか。
議会や首長として中核市推進が間違いだったのと結論がでたのであれば、市民への負の影響を最小限にすべく、府や政府と自公議員らを通じて話し合いの場を設ければよい。
そしてそこで、意趣返ししないようにと、今後どう収束させるのかの落としどころの話をすべきである。
料亭政治のようだが、それは公開では難しかろうから、一定は仕方がない。
としても、その後、一定の過程と結論は公開すべきである。
それが政治家の平場での仕事でもあろうに、そんな汗を自民党員である信貴市長や、議会はかいたのか?
今後、地方交付税交付金が減額され、単年度赤字になるようであれば、それは中核市移行を勧めた稲田市議や、 是認した議会、信貴市長はどう責任を取るつもりか?
・移行期間中どうするのか?:
岩崎雅秋(公明)
猫の糞害等についての質問だが、「稲田市議の質問後、現地や猫はどうなっているか?」
とは異なり、
「地域住民と飼い主のいない猫との共生を目指すガイドラインの作成」や、「不妊去勢手術の助成」を質問しているのには好感が持てるが、事前の平場での詰めが甘いからであろう。
山本雅彦環境部長に、
「今後は、地域住民との合意のもと、自主的に取り組んでいる地方自治体の地域猫活動等の事例把握に努めてまいりたいと考えております。
今後は、近隣市町を初めとして府内の状況等を調査研究してまいりたいと考えております。
同時に、中核市移行に伴う移譲事務として保健衛生行政に関する事務に動物愛護法に基づく事務も含まれると考えられます。したがいまして、地域猫活動を初めとするガイドラインの策定につきましては、中核市移譲事務にかかわる課題整理の中で検討する必要があると考えております。」
と、逃げられている。
南加代子(公明)
・反対:
今口千代子(共産)
今口さんの質問は個別具体的ながら、甘い。
本人にも「あの時期になってなお、反対色が鮮明でなかったから、市を中核市へ移行させてしまう流れが止まらなかった。 共産も『反対した』と責任逃れはできんよ」と告げた。
後に池田さんが反対質問をしたと返答を受けたが、それは2016年8月だからね、遅すぎるわ。
池田啓子(共産)
2016年3月の予算特別委員会メンバー
中核市移行問題も含めて、委員会付託して、それらの本会議報告でも質疑・討論なく異議なし原案可決してんだから、本会議で再度ダメ押ししとけよ!